耐久性・メンテナンス性にこだわったフレキ検査治具を製作します
芙蓉電機ではフレキクリップ検査冶具(冶具)に起こりやすい弱点をカバーし、企業様の多種多様なニーズにお応えするために、下記のような“こだわり”を持って製作しています。
芙蓉電機のフレキクリップ検査治具へのこだわり
一、長期にわたる接触を最重視すること
一、工具不要でメンテナンスできること
一、微小信号の検査にも対応できること
一、摩擦による消耗を最小限に抑えること
一、再利用性を向上させること
製品仕様
CとDが内部で導通しているため、閉じるとAとBが同電位になります。また、AUTO START機能により、クランプ後STARTなどのスイッチを押さずに検査を開始できます。
使用上の注意点
1.AUTO STARTの部分の検査ソフトは必ず通電を行い、クランプ状態を確認したうえで検査してください。
2.作業者が検査治具(冶具)をクランプした状態で被検査物を引っ張ってしまうことがあります。
その場合は、検査ソフトの最後にクランプ解除指示を出し、クランプの解除を検査ソフト上で確認してください。
3.被検査物のFPC/FFCが何本かあり、そのすべてを作業者がクランプしていることをソフト上で確認してください。
※上記はあくまで開閉を検知するものです。FPC/FFCの作業者による挿入不全、または空クランプをソフトで確認する場合は、こちらの例をご参考ください。
検査針の接触について
本製品は閉じた状態をロックするため、プローブはFPC/FFCに対して常に適切なストロークで接触させます(ロックレバー解除時は2mmほど上蓋部が上がります)。
スプリング圧が強く先端角度が鋭角なプローブを採用。
長期間にわたり良好な接触を維持します(下の画像はBタイプ)。
先端形状が2タイプ選択可能です。下記表を参考に選択してください。
Bタイプ(一点) | FPC/FFCやプローブに、ごみや塵やグリスやフラックスなどの付着が考えられる条件での使用に最適です。しかし、同じFPC/FFCに何度も使用すると最終的に端子部を貫いてしまいます。 こんなケースにおすすめです!
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Fタイプ(4つ割り) | Bタイプと比べるとプローブ痕は少ないですが、異物を貫く能力が低いので、使用環境によって定期的な洗浄等が必要となります。最近はこのタイプが主流となっております。他社製品から当社FDシリーズに乗り換えられたお客様には十分の接触が取れているとご好評いただいております。 こんなケースにおすすめです!
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Aタイプ(球) | プローブ痕はほとんどありませんが、FPC/FFCの間に異物が入ってしまうと、接触不良になりやすいので、こまめな洗浄などメンテナンスが必要です。 こんなケースにおすすめです!
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※全タイプ金メッキです。
メンテナンスについて
当社のプローブは、スリーブより頭が1mm出る仕様になっているため、折れてしまったプローブでも簡単にピンセットで引き抜くことができます。
※無理な使用をしないかぎりプローブが折れることはありませんが、落としたりFPC/FFCをロックした状態で無理にFPC/FFCを引き抜いたりすると折れるケースがあります。
レバーを2つ解除するだけで本体が120°ほど開くので、プローブ交換などのメンテナンスが現場で容易に行えます。
2つのレバーを解除
左がロックレバー、右がメンテナンスレバー
単価と納期について
1~ | 納期 | |
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スタンダード | 60,000円~ | 2週間~ |
カスタム | 60,000円~ | 3週間~ |
※価格は税込です